人財育成:主な取り組み

研究会の様子

当社の人財育成について

当社にとって人が命です。良い機械があっても前向きに熱意をもって働く人がいなければ良い製品は生まれません。また、どんなに潜在能力があっても失敗を恐れずチャレンジしようとする気持ちがなければ開花しませんし、どんなに顕在能力があっても、「世のため人のため」に使おうという気持ちがなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

そこで当社では人財が育つ機会をつくり、考える力と仕事力、そして優しさとチャレンジ精神を持ち合わせた集団づくりに取り組んでいます。

*勝ちグセ研究会(2010年〜)

人口減少、高齢化、価値観の多様化、グローバル化など、激変していく社会の中において、脱落していく会社と勝ち残っていく会社では、どこが違うのでしょうか。
以下の3つの目的を掲げ、当社では、社員全員が、お客様に支持されている会社の傾向(勝ちグセ)を研究しています。
20代〜60代と幅広い年齢層から構成される30人規模の当社が、スピーディーに変化に対応していくためには、経営陣、管理職、現場の一線で働く社員が一丸となり、上質の情報を共有し、その上で、各自、やるべきことに自ら気づいていき、どうあるべきか討論し、お互いを知り、思いを共有することが、近道だと考えるからです。
また、ここで学んだ事例や得た気づきをお客様への提案につなげることで、お客様の繁栄と豊かな表現活動を、より強く支援する力に変えていきたいと考えます。(全社員)

【3つの目的】
  • 自社に前向きな発想を根付かせること
  • 他社・他者の良い発想を学ぶこと
  • 部門・世代を超えて意見交換・相互理解ができること

*デザイン研究会(2010年〜)

美しいものには、人を惹きつける力があります。けれど、美しいだけでは果たせない目的もあります。集客したい、当社の技術や商品を知ってもらいたい、作品のもつ世界観を表したい…これらの目的を果たすためには、どのようなデザインが良いのか。売れている商品、魅力的だと思う商品のパッケージは、どんな色が使われ、どんなデザインになっているのか。その根底にある考え方は?
売れているもの、注目されているもの、美しいと思うものについて考察したり、活躍されているデザイナーさんの話を直接聞いたりすることで、デザインの目を養い、有効なデザインを生み出す力を育もうと取り組んでいます。(主に企画部・営業課・製版課。)


*品質向上研究会(2012年〜)

品質管理にとどまらず、品質が向上する仕組みを研究していく会です。
各課から1〜2人選出されたメンバーから構成されています。平均年齢が若く、次代を担っていく世代が、知恵を出し、お客様に喜んでいただけるサービスの土台づくりをしていくことで、今後リーダーの世代交代があっても、品質やサービスが落ちることなく、さらに向上していくようにという思いをこめて、発足しました。
まず2012年は、問題解決手法について学び、3大ミス根絶に取り組みます。(各課選抜メンバー)


*チャレンジシート(2010年〜)

年度初めに発表する、経営理念・社是・経営方針・今年度の重要課題と、それにこめた思いを明文化。それを受けて、各社員の担う役割・目標・達成するための手段は何かを記入する欄を設けました。
会社の指針(理念・方針・計画)が、ただのお飾りにならないように、経営指針発表後、社長面談をして、会社の方針と個人の思いのすり合わせを図ります。
年度末には、各社員の頑張りに対して、部門長と社長からコメントを記入し、次年度につなげます。
裏面には、1年の計画と役割分担を表にして載せ、各自の働きが連動しているんだとわかる仕組みにし、計画の実行を推進しています。(全社員)


*一燈賞(2011年〜)

これは、2010年度の勝ちグセ研究会の中にあった、「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」と「闇夜を照らす一燈となれ」という2つの記事からとっています。
「思いやりや志、一生懸命な行動は、一つ一つがあかりです。一人一人のあかりはささやかでも、自分の周囲を照らす。それだけでは小さいかもしれないけれど、そのあかりが、十、百、万となれば、国全体を照らすこともできる」という考え方です。
社員のひとりひとりの日頃の頑張りがあるから、お客様も一緒に働いている社員同志も、夢や希望や勇気を持つことができます。このことに感謝して、1年に1度、社員全員に「一燈賞」を送ります。(全社員)


*人権研修

みんな誰かのお父さんや、お母さんだったり、子どもだったり、恋人だったり、友達だったり…。ひとりひとり、かけがえのない存在です。
年に1度、鳥取市役所の指導員の方を迎え、人権研修を行い、社員ひとりひとりが、いきいきと気持ちよく働ける職場にするために、どうしたら良いかを何か学んでいます。(全社員)